アメブロ以来ブログを書くのは久しぶりとなりますが、自社サイトをせっかくリニューアルしたので、こちらで再開しようと思っています。作品の紹介や作業工程をアップする予定でして、スクールが再開したら生徒さんの作品も紹介したいと思っています。
ステンレスにエアブラシアート
ステンレスの素材感を残しながらエアブラシアートをペイントする作業工程を説明したいと思います。
まず、塗装する面が素材剥き出しの場合は密着剤が必要になります。塗料はBrusherアクアを使用しました。
下地処理
ステンレスにBrusherアクアのウォータープライマーを全面に塗布します。10分程乾燥させて、ウォーターレジンを全面に塗布します。ウォーターレジンはBrusherアクアを構成する樹脂です。
ウォーターレジンをペイントする理由は、ウォータープライマーに密着効果の期限があるからです。数時間以内に塗装しなければ密着効果がなくなってしまいますので、ウォーターレジンで仮塗装しておきます。
下書き
ステンレスの板はウロコ柄が入っていますので、その素材感を活かす為に刀の部分をマスキングしておきます。ホワイトで顔がくる部分をあらかじめペイントしてから下書きをします。
ホワイトで陰影を付けながらペイントします。なぜホワイトで陰影をつけるかというと、せっかく描いた下書きが消えてしまうからです。
エアブラシアート部分のペイント
ブルーグレーで濃い部分からペイントします。
ブルーグレーをホワイトを使って陰影をつけていきます。手を首を書き終えた所です。
顔を描いて刀部分のマスキングを剥がしてエアブラシ部分は完成です。クリアー前なのでステンレスの光沢がまだありません。ウレタン塗料はクリアーが必須です。
コーティングクリアー
最後にBrusherアクアウォータークリアーでコーテイングします。
ウォータークリアーは水性クリアーなので、通常のクリアーと塗る感覚が少し違います。乾きが遅く垂れやすいので、使用する前に練習してから本番を吹いた方が良いです。