カーグラフィックホンダS2000をお客様のご依頼で描きました。サイズは 594mm×376mm、アルミ複合版に描いてクリアーでコーティングしてあります。
すべてエアブラシだけで描いてあります。細かい作業の連続で、とても時間が掛かりました。。。
途中経過の画像を撮っておきました。描き方を紹介したいと思います。この作品は2006年頃に描いたかなり古い作品ですので、現在の描き方とは大きく違いますが、参考までに見て下さい。
エアブラシの工程 HONDA S2000
下書きをして背景を黒で塗り潰します。 飛んでしまったミストはホワイトで消し、ひたすらシャープなエッジを作ります。
絵を描く時はすべてフリーハンドで描くのが基本です。
地面の部分を適当に描きます。
タイヤ、ホイルをニュートラルグレーとホワイトを使って描いていきます。とても細かい作業です。
室内のパーツを描いてからガラスの映り込みをホワイトでムラが出来ない様にグラデーションを入れます。
マスキングを使わずにフリーハンドで描きますので、とてもテクニックが必要な部分です。
セピア調の色とホワイトを使いモノトーンの様な感じで描きます。 少し黄色がかかっている部分はどんな感じになるか試した部分です。
黄色を吹く前にホワイトを使う所がポイントです。
アリライドイエローに少しスカーレッドを入れ、ややオレンジ味のある黄色を作り色を付けます。
アリライドイエローは透明度が低いので、黒い部分にあまりのせない様に気を付けます。
いろんな色で色調整をし、更にコントラストを上げてやります。この部分でそれぞれ描く人によって色使いが違い、クオリティーに違いが出てくると思います。
ニュートラルグレーなどを使いライトなどの細かいパーツを描きます。
フードなどのハイライトをより白くします。 ハイライトと影のエッジをシャープに入れると、艶の感じが強調出来ます。
ボンピンなどを描き、全体的な色調整をして絵は完成です。
車の絵とか人物画の場合、艶の高いクリアーを吹くと色に深みが出て更に作品が際立ちます。
この作品で使用した塗料は油性のエアブラシ専用塗料Brusherですが、今は水性のエアブラシ塗料Brusherアクアを使用しています。
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